ノースエナジー/ユニヴァ・ジャパン

出展展示会
北海道エネルギー技術革新EXPO2024
ブースNo.
308
出展者
ノースエナジー/ユニヴァ・ジャパン
出展製品
ESCO-ONE(空調制御装置)、太陽光発電設備施工事例、垂直太陽光発電設備
ブースのみどころ
北海道のカーボンニュートラルを目指す再エネカンパニーの㈱ノースエナジーと、空調制御システム実績がある㈱ユニヴァ・ジャパンが、「再エネ&省エネ」を出展しています。今回は、積雪地帯で発電量を高めることが出来るSuichoku Solar社製(ドイツNext2Sun日本法人)の垂直ソーラーを同時展示しています。
垂直ソーラーは2023年に豪雪地域の幌加内町にて実証実験を実施し、積雪時の発電が「雪の反射」(アルベド)により、野立てのソーラーよりも発電量が2割程度高くなる結果が出ています。垂直ソーラーはドイツ国内では牧草地帯でメガ単位での営農ソーラーとして脱炭素、カーボンニュートラルへの重要な役割を担っています。
【垂直両面太陽光について】
日本での普及はまだ少ない状況ですが、豪雪地域のために太陽光発電は出来ないと言われていた幌加内町(過去3mを超える積雪を記録。通常の斜め設置型では豪雪のため損壊する)にて、垂直ソーラーにすることでパネルの損壊を回避することが可能か?積雪時のソーラー両面からの圧雪によるダメージの影響は問題ないか?更には、日本最低気温記録地(-41.2度)である極寒での耐久力、そして何よりも雪の反射光での発電状態はどうなるか?という様々な調査目的で、2023年11月より建設、翌年1月より発電を開始し、データの調査を実施して来ました。結果は、既に北海道新聞や日本建設新聞などでもプレス発表していますが、冬季の発電は概ね同時期の斜め通常タイプの太陽光(積雪がない釧路での太陽光)の2割増の発電量を計測しています。これにより雪の反射光が垂直ソーラーモジュールに与える発電量の検証が出来たことになります。更には、両サイドでの圧雪による影響も、除雪した範囲と、除雪しなかった範囲でも変わらずに発電することがわかり、更に継続調査中です。また、極寒での(-30度前後)電気系統への障害も発生せず、更には、超低温のため太陽光モジュールの抵抗が下がり、気温25度の状態に比べ約15%前後の発電量UPすることも証明されました。
※太陽光のシリコンモジュールは25度での発電量に比べ、0度で10%以上、-10度で15%以上発電量が向上します。
北海道内での通常タイプの斜め太陽光は、積雪のため12月中旬から2月までほとんどが発電出来ない状態となります。冬期発電出来ないということは、レジリエンス対策として冬場の災害発生時に機能出来無い状態でしたが、垂直ソーラーにより冬期の防災対策、レジリエンス強化へ新たな可能性を見出すことが出来るようになり、今後、北海道内での垂直ソーラーの活用範囲が大きく広がることが予測されています。

【空調制御装置 エスコワンについて】
ユニヴァ・ジャパンが製造販売している空調制御装置エスコワンは、ホテル、商業施設、工場、病院、老健施設など、空調使用量が多い施設での空調室外機の運転を室内環境の変化を感じない程度に制御することで、着実に10%~15%の電気使用量を削減し、電気代コストとCO2排出削減に貢献します。また食品工場などの冷蔵冷凍庫の電気使用量についても制御することが可能です。
エスコワンは電気式空調室外機のコンプレッサー運転をサーモオフ状態として(室内空調機は送風運転)制御し、各空調機メーカーからのデバイス支給を受けて設置しますので、メンテナンス・製品保証にも影響を与えず着実に電気使用量削減を行うことができます。
導入実績は、
(商業施設)
・ビッグカメラ本店、有楽町店、立川店、府中店、難波店、他グループ10支店以上
・ドン・キホーテ65施設 ※札幌市ドン・キホーテ狸小路店、手稲店
(ホテル)
・アパホテル12施設、相鉄フレッサイン7施設、ベッセルホテルグループ2施設
※札幌市 相鉄フレッサイン、ススキノベッセルホテルカンパーナ
(食品スーパー、レストラン)
・ジョイフル300店舗、ロピア2店舗、コンビニエンスストア
※札幌市 ホクレンショップ49条店
(食品工場)
・すかいらーく冷蔵施設、カゴメ3工場、文明堂、銀座コージーコーナー3工場など
※札幌市 日本栄養食品 冷蔵施設
北海道内の空調制御は電気式(EHP)ではなくボイラーなどが多いため、これまであまりご活用されて来ませんでしたが、昨今、気候温暖化により空調制御がしやすい電気式空調個別パッケージを導入する施設が増えており、北海道内での夏の冷房時期、冬の暖房時期の電力ピークの期間に着実に電気使用量を削減することが可能となっています。
ノースエナジー&ユニヴァ・ジャパンは北海道がカーボンニュートラル最先端地域になることを目指し、再生エネルギーと省エネルギーの両立を目指し、電気使用量を減らして、再生エネルギーを活用していきます。

上記情報は来場者に製品情報を提供する目的で掲載しています。それ以外の目的(セールス等)で無断に使用・転載することを固く禁じます。