イチゴパックロボコンソーシアム
- 出要製品
-
- 出展展示会
- 九州アグロ・イノベーション/九州 みどりの食料システムEXPO2024
- ブースNo.
- B-02-08
- 出展製品
- イチゴ栽培における労働時間の約3割を占めるパック詰め作業の省力化は喫緊の課題となっています。そこで、スマ農「阿蘇イチゴ輸出」および戦略スマ農「イチゴパックロボ」で開発し上市予定のイチゴ自動選別パック詰めロボットについて、その特徴について紹介します。本装置は、直交機を用いることにより構造をシンプルにすることで低コスト化を図るとともに、8種類の重量選別を行い、重量選別精度はRMS誤差0.75g、処理時間は4.8s/果であり、12kg/hの処理能力を有します。平均果量を20gとするとパッケージセンターの全出荷量の5%を処理可能と試算されました。また、令和6年度より最終市販機モデルの現地実証を行います。
- ブースのみどころ
- 日本のイチゴ生産は生産者の高齢化に伴い栽培面積、収量とも減少傾向にあり、規模拡大と持続可能な生産体系の構築、輸出拡大等による収益力向上が課題となっています。そのうち労働時間の約3割を占める調製作業が規模拡大の足枷となっており、パッケージセンターの整備が進みつつありますが、周年での雇用確保等に課題を抱えており生産者の要望に十分に答えられていないのが状況です。さらに収益力拡大には、実需者ニーズにあった商品を安定して低コストで提供できる出荷体系の構築が不可欠です。
そこで、これらの課題を解決するため令和5年度から生物系特定産業技術研究支援センターの支援を受け、戦略的スマート農業技術の開発・改良「イチゴ生産における自動選別パック詰めロボットを活用したスマート出荷体系の構築(SA1-403A2)」において、これまで開発を進めてきた自動選別パック詰めロボットと果実損傷把握が可能な非破壊品質評価装置の更なる改良を進め、出荷調製作業の省力、高品質、高精度化と輸送品質の見える化を加速化し、多品目、小ロット生産に対応した柔軟性が高く処理能力に優れた省力型一貫出荷体系を構築することを目標とした検証を進めています。
開発中のパック詰めロボットは、直行機を用いることにより構造をシンプルにすることで低コスト化を図るとともに、8種類の重量選別を行い、重量選別精度はRMS誤差0.75g、処理時間は4.8s/果であり、1時間当たり12kgの処理能力を有します。平均果量を20gとするとパッケージセンターの全出荷量の5%を処理可能です。また、令和6年度より最終市販機モデルでの現地実証を開始します。
本展示会では、開発中のイチゴ自動選別パック詰めロボットについて、その特徴について紹介します。また、自動選別パック詰めロボットへの適応性を高めた容器の開発もあわせて進めており、輸送過程における損傷軽減と輸出需要にも対応した新たな包装形態についても紹介予定です。
自動選別ロボットについては、パッケージセンターを導入もしくは導入を計画しているJA、大規模生産法人等と、新たな包装形態についてはイチゴパッケージセンターを運営しているJA、流通、販売先等とのマッチングの機会を希望しています。是非、ブースにお立ち寄り頂けると幸いです。
上記情報は来場者に製品情報を提供する目的で掲載しています。それ以外の目的(セールス等)で無断に使用・転載することを固く禁じます。