熊本県農業研究センター

出要製品
出展展示会
九州アグロ・イノベーション/九州 みどりの食料システムEXPO2024
ブースNo.
B-02-06 
出展製品
熊本県農業研究センター「農業の新しい技術」から、令和6年度に果樹研究所落葉果樹研究室が発表した研究成果「モモ『さくひめ』のトンネルハウス栽培は5月下旬~6月上旬の早期出荷と高品質果実生産ができる」についてパネルの展示をしています。
ブースのみどころ
熊本県農業研究センターでは、農業者の所得を最大化するとともに、環境にやさしい農業や地球温暖化にも対応できるよう、新品種の育成、新たな栽培・飼養管理技術の確立等の研究に取組んでいます。また、生産現場に普及・定着を図る研究成果について、「農業の新しい技術」として毎年公表しています。
今年度、果樹研究所落葉果樹研究室が発表した研究成果「モモ『さくひめ』のトンネルハウス栽培は5月下旬~6月上旬の早期出荷と高品質果実生産ができる」は、モモ「さくひめ」をトンネルハウス栽培する場合、どの程度の低温時間でビニル被覆すればよいか、それによって露地栽培よりもどのくらい早く収穫できるのかを明らかにしました。
モモ「さくひめ」は従来の品種より開花に必要な冬季の低温積算時間が短く、暖冬の年でも安定した開花と果実生産が見込めます。果樹研究所(宇城市松橋町)では、1月中旬頃に天井とサイドにビニルを被覆するトンネル栽培をすることによって、露地栽培と比べて約2週間早く収穫ができました。県内では最も早い5月下旬~6月上旬の早期出荷が可能となります(加温ハウスを除く)。また、トンネル栽培では無袋栽培でも健全果率が露地の有袋栽培と同等以上なので、袋掛けの必要がなく、高品質果実の生産が期待できます。

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