福岡県農林業総合試験場 ①【スタートアップエリア】

出要製品
出展展示会
九州アグロ・イノベーション/九州みどりの食料システムEXPO2025
出展カテゴリー
スタートアップエリア
ブースNo.
A-04-03 
出展製品ゾーン
スタートアップエリア
出展製品
果菜類の施設栽培における微小害虫の防除では、薬剤抵抗性の発達が問題となっており、化学農薬に依存しない害虫の物理的防除技術の開発が求められています。
これまでの研究により、トマトの難防除害虫であるコナジラミ類は特定の振動に対して忌避行動を示すことや交尾行動が阻害されることが明らかとなっています。そこで開発されたのがトマト等の植物体に一定の振動を伝える磁歪式振動装置です。磁歪式振動装置の内部にはコイルと振動素子が内蔵されており、コイルに交流電流を与えることで磁場が周期的に変化、振動素子の上下に曲がる動作が連続し、振動が発生します。これにより、狙った振動周波数を瞬時に発生させることが可能となります。
施設栽培のトマトでは、直管パイプやビニール紐リールなどの誘引資材を用いて誘引することが一般的であるため、磁歪式振動装置は一般的な直管パイプ(直径約20㎜)に取り付けられる構造となっており、誘引資材を通してトマトに振動が伝わります。本研究では、100Hzで日中断続的(7-18時に15分おきに1分間、1秒間振動持続し9秒停止)に振動を与えることによるタバココナジラミ密度抑制効果を検証しています。
ブースのみどころ
害虫の薬剤抵抗性の発達、環境に与える負荷、有機栽培や減農薬作物のニーズの高まりなどから、化学農薬のみに頼らない新たな害虫防除技術の確立が急務となっています。そこで福岡県農業試験場では、九州大学や農研機構、東北特殊鋼株式会社と協力して、トマトを対象に、振動を用いて主要な害虫として知られるコナジラミ類の密度制御が可能であることを明らかにしていきます。
URL
https://demo.digi-k.com/auth/midori/kyushu/attend/startup.php

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