システム計画研究所【企画展示「農業イノベーション」】

出要製品
出展展示会
九州アグロ・イノベーション/九州みどりの食料システムEXPO2025
出展カテゴリー
企画展示「農業イノベーション ~収益と環境を両立する最新技術~」
ブースNo.
A-06-03 
出展製品ゾーン
企画展示「農業イノベーション ~収益と環境を両立する最新技術~」
出展製品
畑ごとの健康診断を通じて、土壌病害の発生リスクを事前に評価し、最適な対策を実施する病害管理「HeSoDiM(ヘソディム)」と、それを支援するAIアプリ「HeSo+(ヘソプラス)」を出展します。

従来の地域単位の防除暦に基づく病害対策は、個々の畑にとっては過剰な農薬使用になることもありました。HeSoDiMでは、播種前に畑ごとに診断を行い、病害の発生リスク(発病ポテンシャル)を評価、必要なだけの対策を講じることで、効果的かつ低コストな病害管理を実現します。これにより、生産性の向上と収益性の改善を目指します。

HeSo+は、土壌分析や栽培履歴などの情報をもとに、AIが畑ごとの発病ポテンシャルを診断・予測し、そのレベルに応じた対策技術を提案するWebアプリです。写真や病害の発生状況の記録を共有できるため、生産者と指導員の間で情報をスムーズにやり取りし、協議や意思決定を支援するコミュニケーションツールとしても活用できます。
ブースのみどころ
■ 土壌病害研究の第一人者が直接アドバイス
ブースには、HeSoDiMの提唱者であり、土壌病害研究の第一人者である對馬誠也氏(特定非営利活動法人 圃場診断システム推進機構 理事長)をお招きします。HeSoDiMの基本的な考え方や管理手法の説明はもちろん、「自分の畑でどう活用できるのか?」「土壌病害への不安はどう解消すれば?」といったご相談にも直接お応えします。
ぜひこの貴重な機会をお見逃しなく!

■ 各県で活用されている「ヘソディムマニュアル」を紹介
現在、全国の各県でHeSoDiMの導入が進んでおり、作物・病害ごとに県独自のマニュアルが作成されています。ブースでは、これらの「ヘソディムマニュアル」を展示し、地域での実践例を紹介します。導入や活用のイメージを具体的に掴んでいただけます。

■ AIアプリ「HeSo+」のデモを体験
HeSo+の操作デモをご覧いただけます。診断情報を入力すると、AIが発病ポテンシャルのレベルを診断し、マップ上の畑がレベルで色分けされます。さらに、レベルに応じて推奨される対策を表示します。AIによる診断・予測は、根こぶ病、黒腐菌核病、黄化病、べと病、根茎腐敗病、青枯病などの主要病害に対応しており、AI未対応の病害についても手動で管理することができます。

■ 国の農業政策でも評価
HeSoDiM・HeSo+は、国の「みどりの食料システム戦略」において、化学農薬の使用量削減や有機農業の拡大に向けた重要な技術として盛り込まれています。2022年には農林水産省の「農業技術10大ニュース」にHeSo+が選ばれ、2023年度には日本植物病理学会賞をHeSoDiMの研究が受賞しました。さらに、2024年度の農業白書では香川県での導入事例がスマート農業の活用として掲載されるなど、今まさに注目されている技術です。

HeSoDiMとHeSo+による病害管理は、発生してから防除するのではなく、「予防」を軸とした革新的な方法です。2022年に改正された植物防疫法にも「発生の予防」という文言が加えられたように、これからの農業の新しい常識となっていくことでしょう。
予防型の農業の未来を、ぜひブースでご体感ください!
URL
https://agri-food.jma.or.jp/kyushu/attend/innovation.php

上記情報は来場者に製品情報を提供する目的で掲載しています。それ以外の目的(セールス等)で無断に使用・転載することを固く禁じます。