大栄工業

出要製品
出展展示会
みどりの食料システムEXPO
出展カテゴリー
農業資材・畜産資材・水産資材展
ブースNo.
E7-FF04 
出展製品
ジャンボタニシ捕獲器スクミッチシリーズ、μデッキパネル、スポーツ床材(Dパネル)
ブースのみどころ
【 ジャンボタニシ捕獲器の開発 】
■自動車部品の製造を主に行っており、特に品質が厳しい部品も多く日々『モノづくり』に向き合っております。

また、自社商品の開発・製造・販売にも取り組んでおります。その様ななかコロナ禍を契機に、『まちのプラスチック屋さん』が農業という新たな事業領域へと踏み出しました。弊社社員から『兼業農家』で『農家さん』のお困りごと『ジャンボタニシの被害』に着目したアイディアがあり、試作検討を行いました。

試作品は考案したものの、「果たして、効果があるのか??」と疑問に感じ奈良女子大学との共同研究がはじまり、『効率が良い捕獲器』を目指し、開発が加速していきました。

その後、令和3年度国立開発研究法人農業・食品産業技術総合研究機構生物系特定産業技術研究支援センター『イノベーション創出強化研究推進事業(スクミリンゴガイの被害撲滅に向けた総合的管理技術の革新および防除支援システムの開発プロジェクト)』にも参画し、さらに開発を推進する事で、ジャンボタニシ捕獲器『スクミッチ』が誕生しました。

【 みどりの食料システム法基盤確立事業所認定 】
■ 事業の効果・波及性・先進性

令和3年度、令和4年度に福岡県みやま市及び佐賀県三養基郡上峰町の実験圃場で実証試験を行った結果、スクミッチのみを使用(代搔き後61日間設置又は移植後28日間)した圃場と、農薬(スクミンベイト3)による防除を行った圃場で、同等の収量が得られ、スクミッチは農薬の代替になることが確認できてます。

スクミリンゴガイを捕獲するために製品化された装置はこれまでになく、本製品にはスクミリンゴガイが嫌う銅板を組み込み、一度装置に侵入した貝が逃げ出さないようにする特許技術も活用しており、先進性を有しております。

また、スクミッチの使用法は誘引剤を入れて1週間~2週間程度放置し、集めた貝を処分するだけの簡便な操作であり、日本全国どの水田でも使用でき、労働時間の短縮にも貢献します。

今後は、水稲だけでなく、レンコン、カラー、マコモなど、スクミッチの活用の幅を広げ、さらなる波及性の獲得に取り組むとともに、動画やカタログをWEBサイトに掲載するなどして本製品を普及させ、化学農薬の使用低減(椿油粕使用撲滅)に寄与していきたいと考えております。

上記情報は来場者に製品情報を提供する目的で掲載しています。それ以外の目的(セールス等)で無断に使用・転載することを固く禁じます。